【FF7リメイク】FF7R分割販売について物申す!何部作になる?
投稿日:2020年2月6日 更新日:
ロサンゼルスで開催されたE3 2015で制作発表されてから早5年、ついに2020年4月10日に「FINAL FANTASY VII REMAKE」が発売されることになります。
FF7はFFシリーズの中でも世界的に最も売れており、根強い人気がある作品ですね。
そして、リメイクと言ってもただのリメイクというわけではなく、最先端のグラフィック、アクション性を取り入れたバトルシステム、新たなエピソードなど、フルリメイクされるわけです。
やっと完成!待ちわびたファンは発売日を待つのみ!となるのが普通なんですが、いまいち喜びきれない理由があるようです。
分割して発売することに感して、ちょっと物申したいことがありますね。いったい何部作になるのでしょうか?
さまざまな問題点などが普通に考えられます。今回はFF7リメイクの分割販売について考えてみました。
FF7リメイクはなぜ分割で販売されるのか?
プロデューサー北瀬佳範氏からのメッセージ
上記はFF7リメイクのプロデューサー北瀬佳範氏が、ユーザーに向けてFF7リメイクするにあたり重視したことと、複数作に渡って展開していくことを語ったメッセージになります。
まとめると、
- 原作の世界観を最も象徴する「ミッドガル」を魅力的に描く
- ミッドガルの内部構造を新たに設計しなおす
- 住民たちの生活描写を加える
- 新規エピソード追加
- ミッドガル脱出までのまでのストーリーを描く
- ブルーレイディスク2枚組の大容量
- 世界観や物語は充分な密度とボリューム
- キャラクターの成長最適化
- ボスモンスターの配置最適化
- 1本の独立したゲームとして完全に再創造され、充分に遊びごたえのある作品
- 今後FF7リメイクプロジェクトは複数作に渡って展開していく予定
ようはミッドガル脱出までしかできてないけど、ブルーレイ2枚組になるほどやりごたえ充分に作りこんだので第1部として発売します。続きは第2部以降で!ということのようです。
ムービーが容量を圧迫か?
PS4のブルーレイディスク1枚の容量は50GBと言われています。それが2枚分ですから100GBぐらいの容量ということになりますね。
他にPS4で2枚組で発売されているゲームと言ったら、「レッドデッドリデンプション2」という西部開拓時代を舞台にした驚異的なほど緻密で広大に作りこまれたオープンワールドゲームぐらいです。
FF7リメイクは広大なオープンワールドゲームというわけではないのに、容量をそこまで使っているのは間違いなくムービーが圧迫していると思われます。高画質なムービーというのは最も容量を使いますからね。
リアルタイムなカットシーンは場面転換する場合、読み込み時間が長くなってしまうから、ムービー化して読み込み時間を減らすという理由もあるようです。
そもそもFFはグラフィック重視なところがありますから、ムービーの長さが恐らく何時間分もあって圧迫していると思われます。
序盤のミッドガル脱出までで2枚組ですので、もし全部作って一つのゲームとして出すとなると下手したら10枚組とかになって、とんでもない値段になってしまうかもしれませんね。
制作期間の問題もありますが、容量の問題も分割にした大きな理由の一つと思われます。
FF7リメイクは何部作になるのか?
原作FF7の平均クリア時間は50時間前後といったところのようです。
第1部はミッドガル脱出までを描くとのことですが、原作だとミッドガル脱出まで経験者が普通にやったら3時間ほどで終わってしまいます。
未経験者だと倍はかかるとして6時間としましょう。さらに多く見積もって10時間かかるとします。
原作だとミッドガル脱出まで全体の5分の1程度の序盤ということになります。
ネット上では5部作だとか下手すりゃ10部作になるんじゃないかと騒いでいますが果たしてどうなんでしょうか。
プロデューサーの北瀬氏は、FF7をリメイクするにあたり原作の世界観を最も象徴する「ミッドガル」を魅力的に描くことを重視すると言っています。
原作では5分の1程度の序盤だったかもしれませんが、第1部は後のストーリーよりかなり膨らませているはずです。
そして、第1部以降は割と忠実に再現する程度にとどまって3部作で完結させるのではないでしょうか。
そもそも第1部は5年かかっているので、5部作とかだったらあと20年かかりますね。流石に誰もついてこれません。せいぜい3部作が限度でしょう。それでも10年かかってしまいます。10年も流石にバカげてます。
1作3年で仕上げてもらって6年以内には完結してもらいたいですね。
FF7リメイク 分割販売に物申す!
リメイクにもかかわらず異例の分割で販売することとなったFF7リメイクですが、巷では分割商法と呼ばれていたりしますね。
自分的な考えですが、分割商法というより開発力的に分割にするしかなかったという感じですね。
今のスクエニの開発力だと何年もかかってしまったり、とにかく綺麗な映像、ムービー重視なスタイルで容量を使いまくるので、1本でバランスよくまとめあげる企画力、開発力が無いのではないかと思います。
元々1つの作品を分割して販売するということは様々な問題が出てくることが予想されます。
待たされることによる問題
次週!いよいよ○○編に突入!乞うご期待!また来週!ぐらいなら待ってられますが、来週どころか、来年になってもやれませんよ。
RPGとかって途中で何日か空いただけでどこまでやったっけ?ってなるのに数年待ったら興味すらなくなります。
物語的にもまだ序盤なわけで、これからストーリー的にも盛り上がっていくわけで、盛り上がる前に終わってしまうわけですね。1つの作品と考えた場合中途半端になってしまうわけです。
ストーリー重視のゲームFF7でストーリーを完全に堪能できない段階で終わってしまうのです。
サブストーリーを増やそうと所詮サブで蛇足なわけでメインには及びません。
当然全部出てから買おうと思う人が出てくるわけですね。買おうと思ってくれればまだいいですが、全部やれないならやらなくていいやとなる人もいっぱいいるでしょう。
そもそもPS5が今年出ますから、第2部が出るころには完全にPS5の時代になってますね。もしくは違う新たなハードが覇権を握っているかもしれません。今さらPS4という時代遅れのゲームをやることになります。
第2部以降がPS5で出たとしても、PS5を買う予定が無かった人にとっては新ハードをわざわざ買わないとやれなくなってしまいますね。
価格が高くなる
当然考えられるのがこの問題ですね。消費税10%時代なので定価9878円になります。2枚組というのもあって高めの価格設定ですね。
1作品で完結してればいいですが最低でも3部作にはなるでしょうから、全部やるには最低でも3万円近くになります。
完全新作タイトルならまだしも、フルリメイクとはいえリメイク作品ですからね。大まかなストーリー、ゲーム内容はわかっているわけです。
そして、元々1つの分割作品なので全部やってこそ完結のゲームです。やるからには全部やることが前提でしょう。
過去に発売してだいたい内容のわかっているゲームに最低3万円という強気な価格設定ですから、熱心なファンならともかく、もしちょっとでも評判が悪ければ買わないでしょうね。
ゲームとして制限される
序盤が1つのゲームになるわけですよ。当然ゲームの序盤なんて最強武器なんてものは出てきません。もし出てきてしまってはあとの作品はゴミゲーになってしまうかもしれませんね。
あとの作品のことを考えて、極端に強い武器、魔法、アイテムなどを制限した範囲でゲームとして成立させなくてはいけません。
RPGとしてプレイヤーの成長させる楽しみ、やり込み要素などがちゃんと作れるのかが疑問です。恐らくLV99にはできないと思いますしね。
やり込み要素として追加サブストーリーをどれだけこなせるかで、キャラ成長のやり込み要素は少ないとかになる気もします。
引継ぎによる問題
当然第1部で成長させたキャラクターを第2部に引き継げると思いますが、そのまま100%引き継げるのかは疑問ですね。第1部から第2部が発売されるまでかなりの年数が経つわけで、限界まで成長させてる人だっていっぱいいるわけです。
そのまま引き継いだら第2部以降ヌルゲーになりますね。
引き継げる要素に制限が入ったら入ったでやり込んだ意味がなかったと反発がきますね。前述の通りそもそもキャラ成長のやり込み要素自体が少ないかもしれませんね。考えれば考えるほど誰も幸せになれません。
そして、そもそも第1部やらないで第2部からプレイとか可能なんだろうか?続き物の連ドラ途中から見るようなものですからね。おそらく可能なんでしょうが、ストーリーが入ってこないかもしれませんね。
評判に左右される
まだ第1部の開発が終わったばかりで、第2部以降はこれからになりますね。開発者も何部作になるのかさえ明言していないのだから開発者も何部作になるのかわかってないと思われます。
すべては第1部ミッドガル編の評判にかかってますね。評判が悪く売れ行きもよろしくなければ、最悪お蔵入りで一生完結しないなんてことも?まー流石にそれは大炎上でないでしょうが、ちゃっちゃと短期間で予算かけずに、無理やり終わらすかもしれません。
一番ありえるのは、ユーザーからのさまざまな意見を取り入れ、第1部と第2部以降でゲーム性が違ってくるなんてことも起こるでしょう。それにともない開発期間が大幅に遅れて忘れ去られるなんてことにならなければいいですが。
もう映画にすればいい
分割になってしまう一番の原因は大容量を使ってしまう高画質ムービーなわけです。原作FF7はゲームとしての評価より世界観、ストーリー、グラフィックで評判を得た作品です。FF7リメイクでもそこの部分は妥協したくないのはわかります。
だったらゲームは捨てて映画にしたらどうですか?映像作品として特化すれば制作期間も短縮できるし分割になったとしてもまだ許されると思いますよ。
そもそもFF7の移植版はゲームブースト機能がついており、ゲーム性ぶち壊してストーリーだけ楽しめばいい機能がついちゃってますよね。ゲーム捨ててる行為をしているのだからまた捨てればいいんです。
最後に
ということで、分割販売について物申してみました。分割販売って誰得なのか疑問ですね。スクエニの自己満で大風呂敷を広げすぎてるような気がします。リメイクなのに時間もかかりすぎですしね。
いっそうのことムービー全カットで販売したらどうでしょうか。3か月で開発できそうですね。流石に内容が無くなりそうです。
ムービーとゲーム部分の力の入れようをバランスよくしてもらいたいものです。
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