【クラウドゲーム】おすすめは?徹底比較!現状と将来性を知るべし
投稿日:2019年11月14日 更新日:
ゲームをストリーミング再生して遊ぶクラウドゲームが徐々に進められているというのをご存知かと思います。
今ゲームの在り方が変わるかもしれないちょうど変革の時期で、各社時期覇権を狙うべくゲーム企業のみならずクラウド企業がゲーム業界に進出して来ようとしています。
現在わかっている各社クラウドゲームサービスの現状や将来性を徹底的に調べ上げ比較しました。
ただ新しいというだけで飛びつく前に、この記事を参考にすればクラウドゲーム選びのお役に立てること間違いなし!
クラウドゲームというものをまだあんまりよくわかってない、本当に流行るのか信じられないという方は、まずクラウドゲームをわかりやすく徹底解説した記事も書きましたので良かったらそちらもお読み下さい。
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クラウドゲーム各社サービス比較(おすすめ度と将来性)
各企業のクラウドゲームとしてすでに運営されているサービスやこれから始める予定のサービスを徹底比較し、現状でのおすすめ度と将来性を5段階で評価しました。
各企業のサービスプランや技術力やインフラ具合など自分なりに調べ上げました。個人的な見解ですが参考にしてみて下さい。
【SONY】PlayStation Now

将来性:
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のクラウド型ゲーム提供サービス。略称「PS Now」。2012年に買収した子会社Gaikaiの技術を用いて2015年より北米地区からPS4を対象として正式サービスを開始。イギリス、欧州、日本とサービスを展開。
PS4 / PS3 / PS Vita / PS Vita TV/テレビ(BRAVIA)/BDプレーヤー/Windows PCでサービスを提供していたが現在は、PS4とWindows PCのみ。
対応デバイス
PS4/Windows PC
対応コントローラー
DUALSHOCK®4 ワイヤレスコントローラー(USBケーブル接続 or DUALSHOCK®4 USBワイヤレスアダプター接続)、もしくはDUALSHOCK®3 ワイヤレスコントローラー(USBケーブル接続)
サービスプラン
・1ヶ月利用権:1,180円(税込)
・3ヶ月利用権:2,980円(税込)
・12ヵ月利用権:6,980円(税込)
ネットワーク環境
下り速度5Mbps以上が保証される安定したネットワーク環境が必要で、快適に遊ぶには12Mbps以上
対応タイトル
PS4/PS3タイトル400本以上CERO Zタイトルにも対応、PS2/PSONE/PSVITA/PSP/アーカイブスタイトルほぼ全て
「Bloodborne」「グランド・セフト・オートV」「ゴッド・オブ・ウォー」「Fallout 4」「DOOM」など多数
【Microsoft】Project xCloud
出典:Project xCloud (Preview) | Xbox

現在Xbox One上で利用可能な3,000以上のゲームもやれるようになります。データセンターを140か国で利用できるAzureがありネットワーク環境も信頼できます。ソニーとも業務提携すると発表され将来性も期待できます。
将来性:
米Microsoftのクラウド型ゲーム提供サービス。2019年10月よりパブリックプレビュー(試験的に公開・配布)を無料で開始。対象地域は米国、英国、韓国の3カ国のみだったが、2020年日本でも開始されると発表。
対応デバイズ
試験運用の為、今の所Androidデバイスのみ。Bluetooth 4.0を搭載したAndroid 6.0以上を実行するスマートフォンまたはタブレット
対応コントローラー
・Bluetooth対応Xbox Oneゲームパッド
・DUALSHOCK4
・Razerのゲームパッドを含むBluetoothコントローラー
対応タイトル
・試験運用の為「Halo 5:Guardians」「Gears 5」「Killer Instinct」「Sea of Thieves」の4本だったが、日本のパブリックプレビューにより「Devil May Cry 5」や「鉄拳7」など50以上の新しいタイトルが追加
・将来的にはXbox One上で利用可能な3,000以上のゲームなど
【Google】Stadia
出典:Stadia

Youtubeとの連携やGoogleChromeでプレイできたりなど手軽さにより爆発的に普及する可能性を持っています。AIの技術を用いたゲーム開発も研究されております。
将来性:
Googleのクラウド型ゲーム提供サービス。2019年11月19日に月額課金制でサービス開始予定(日本を含まない世界14か国)。世界中にあるGoogleのデータセンターを介してプレイヤーに配信。Youtubeと連動してゲーム実況動画配信が容易になり、動画から「今すぐプレイする」、ゲーム実況中に「一緒に遊ぶ」、ゲームのシチュエーションを切り取り「共有」、「Play Now」ボタンはYoutubeだけでなく、あらゆるWEBサービスやメールや、SNSからでも設置可能。
対応デバイズ
・PC/スマホ/タブレット(Google Chrome経由)
・TV(Chromecastが接続されたもの)
・スタート時のサポートモバイル機器はGoogle Phone(Pixel 3もしくはPixel 3a)のみ
対応コントローラー
専用コントローラ「Stadia Controller」と、コントローラをディスプレイに接続するデバイス「Chromecast Ultra」
サービスプラン
・「Stadia Pro」プランは月9.99ドルで一部商品の割引や遊び放題、画質は4K HDR 60fps 5.1ch音声対応
・「Stadia Base」無料プランは購入済みゲームのみプレイ可能で1080p 60fps ステレオサウンド
ネットワーク環境
・720p/60fpsのグラフィックス表現では最低10Mbpsが必須
・4K/60fpsのグラフィックス表現では35Mbpsが推奨
・最終的には8K/120fpsに対応
対応タイトル
「Darksiders: Genesis」「ボーダーランズ3」「Destiny 2」「Ghost Recon:Breakpoint」「トライアルズライジング」「ザ クルー2」「Rage 2」「ウルフェンシュタイン:YOUNGBLOOD」「アサシンクリード オデッセイ」「Power Rangers:Battle For The Grid」「FINAL FANTASY XV」「ドラゴンボール ゼノバース2」「Gylt(Stadia独占)」「Get Packed(Stadia独占)」
【NVIDIA】GeForce NOW

将来性:
NVIDIAのクラウド型ゲーム提供サービス。北米および欧州のデータセンターに拠点を置くサーバーのネットワークで構成。現在、北米と欧州ではベータ版のサービスが提供中。日本版ベータサービスはソフトバンクと協業で「GeForce NOW Powered by SoftBank」として2019年冬から開始で、終了時期は未定。
ゲームプレイの瞬間を自動で記録し、NVIDIA Highlights を使用して共有できます。どのゲームでもプレイを最後まですべて記録し、お好きなビデオ共有サイトにアップロードできる。
対応デバイズ
現状では、Windows(Windows 7以降)、Mac (macOS 10.10以降)、Android (Android OS 6.0以降)、SHIELD TV
対応コントローラー
・Sony DualShock 4コントローラー(USB有線およびBluetooth)
・Logitech Gamepad F310 / F510 / F710
・Microsoft Xbox 360およびXbox Oneコントローラー(USB有線)
・USB接続およびノートPC組み込みのキーボード・マウス
サービスプラン
「Steam」「Uplay」など、提携している主要なPCゲームプラットフォームから、サポートされているゲームを所有または購入してGeForce NOWでプレイでき、SHIELDでのみ無料ゲームあり
ネットワーク環境
・通信環境:有線LAN接続,または周波数5GHz帯を用いる無線LAN接続(※IEEE 802.11ac)
・通信速度:15Mbps以上,25Mbps以上推奨
対応タイトル
「Steam」「Uplay」など、提携している主要なPCゲームプラットフォームから、「フォートナイト」「アサシンクリードオデッセイ」「モンスターハンターワールド」「ファイナルファンタジーXV WINDOWS EDITION」など400タイトル以上
【EA(エレクトロニック・アーツ)】Project Atlas

将来性:
Project Atlasとはゲームの開発環境とゲームプレイの環境を1つにまとめたEAによる次世代統合プラットフォーム。EAのFrostbiteというエンジンを用いて複雑で負荷も大きいゲームやリアルな体験を提供。AIを導入したゲーム開発にも力を入れている。クラウドサーバーによるゲームストリーミングパートの技術テストの実施を発表し現在テスターを募集している。
クラウドゲームではないようだがサブスクリプションでPC・PS4・XBOX ONEのゲーム遊び放題のサービスなども行っている。
対応デバイズ
現在PCのみ
対応タイトル
テスト時「FIFA 19」「Titanfall 2」「Need for Speed Rivals』」「Unravel」
【ブロードメディア】G-Cluster

古いゲームですら月額制でやれなかったりします。レトロなPCエンジンのゲームに価値を見出そうとしてみるも月額制でやれなかったりします。
月額500円より高い月額750円のプランは6タイトルしかやれないとか意味がわかりません。さすが1回倒産しただけはありますね。存在価値がわかりません。
将来性:
ブロードメディアのテレビに繋ぐクラウドゲーム機。Gクラスタ・グローバル株式会社が2013年6月20日 G-cluster発売。2016年5月23日提供元のGクラスタ・グローバル株式会社が倒産し、ブロードメディア株式会社の子会社であるブロードメディアGC株式会社が事業を継承。
対応デバイズ
・テレビ
・スマホ/タブレットで(一部ゲームのみ)※事前にアプリ対応のゲームをテレビで購入している必要あり
対応コントローラー
・Logicool F710 Wireless Gamepad※G-cluster 基本セット同梱品
・G-clusterリモートでスマホやタブレットをコントローラーにすることも可能
サービスプラン
・月額500円プラン(70タイトル以上遊び放題)
・月額750円エンタメプラン(6タイトル遊び放題)
・300~3000円前後で買取もあり
・テレビに取り付けるG-cluster本体(基本セット税込3,500円)が必要
ネットワーク環境
安定して6Mbps以上の有効帯域を推奨
対応タイトル
・「FFX HD リマスター」「FF13」「片道勇者」など
・スクエニ・PCエンジン・パズル・パチスロ系など100タイトル以上
【Nintendo】Nintendo Switch

まだやれるゲームが少ししかないですが徐々に増えてはいくと思いますが、任天堂はクラウドゲームには注視しているが急いではいないようです。
クラウドゲームが主流になれば任天堂はゲーム屋なのでソニーのようにクラウド企業と提携することが必須かと思われます。そうでないなら厳しいですね。
将来性:
Nintendo Switchで一部クラウドゲームを遊べるサービス。現在「アサシン クリード オデッセイ」「バイオハザード7 レジデント イービル」「PSO2」がクラウドゲーム専用として遊べる。
対応デバイズ
Nintendo Switch/Nintendo Switch lite
サービスプラン
・アサシン クリード オデッセイ(730日間利用券8400円[税別]を購入)
・バイオハザード7 レジデント イービル(180日プレイ券2000円[税込]を購入)
・PSO2(基本プレイ無料 一部有料アイテムあり)
ネットワーク環境
推奨環境:Wi-Fi 802.11ac 5GHzもしくは有線LANアダプター
対応タイトル
「アサシン クリード オデッセイ」「バイオハザード7 レジデント イービル」「PSO2」「Assassin’s Creed: The Rebel Collection(12月6日発売)」
【Amazon】クラウドゲーム名称未定
出典:Engadget 日本版

詳しいプランはまだわかっていませんが、Fire TVで一応ゲームサービスは行っているようですし、Twitchというゲーム実況プラットフォームも持っているので、ゲーム分野もあながち弱いわけではないはずです。
Amazonの収益の大半は投資に費やしているので新しい分野で戦える準備はあると思われます。GoogleのStadiaにどう食い込んでいくのか見ものですね。
将来性:
Amazonがゲームストリーミングサービスへの参入を計画。早ければ2020年に開始予定とのことだが詳しい内容はわかっていない。
まとめと任天堂の行方
いかがだったでしょうか。まだサービス開始はこれからでテスト段階というところが多いですが、将来性も含めて比較評価してみました。
ゲームは次第に期間に対してお金を払うサブスクリプション方式になっていく感じがしますね。
クラウドゲームは基本ハードは要りませんから契約期間終了したら気軽に他社に乗り換えてみて、自分に合った所を探して見てもいいかもしれません。
自分の見解的にも、世間の注目度的にも、業界の注目度的にもGoogleのStadiaが将来性が強いという感じになっています。
そしてソニーはMicrosoftと手を組むと発表していますし、クラウドゲームで成功するには強力なクラウド企業と組むことがやはり必須になります。
クラウド上でゲームを動かすということは、とんでもない性能のコンピューターで処理されたゲームを手軽に誰でも体験できるようになるということですからね。
究極のゲームを体験するにはゲームのクラウド化は必然の流れなわけです。
ある程度先の未来を考えるとそうなった時代に強い企業ということになります。人工知能AIの開発も進んでいますし、ゲームもうゲームの範疇を超えてとんでもなくリアルな仮想現実を作ろうとしているわけです。
究極のゲームとはもう一つの現実を作るみたいなものですから。
ゲームはもうハードが要らない時代になろうとしています。ユーザーが買い替える必要のない無限に進化するハードがクラウド上にあるわけです。
ハードが要らない時代に任天堂の存在価値がなくなるのか?と言ったらそれは違います。面白いゲームを作れる能力があるわけで面白いソフトを作ればいいわけです。
ポケモンGOはNianticが制作運営しており、NianticはもともとGoogleです。
Googleの技術と任天堂のコンテンツが融合したものが既に作られており、両者が合わさらなければ決して実現しなかった新しいタイプのゲームですね。
クラウドゲームの分野でも任天堂とGoogleが手を組むのは自然な流れで必然な気がしますが考えすぎでしょうか?だとしたら最強ですね。